「もっと主体的に動いてほしい」「改善提案が少ない」というような悩みは多くの職場で聞こえてきます。でも最新の研究によると、これは単にやる気の問題ではなく、人間関係の質が大きく関わっているらしいです。
調査では、 同僚との関係が良好な人ほど、新しい提案をしたり、問題解決に取り組むなどの積極的な行動が多いことが確認されました。逆に、人間関係がぎくしゃくしていると、主体的な行動は出にくいようです。理由はシンプルで、心理的安全性が低いからとのこと。
具体的には2つの経路が働いています。
1つ目は個人レベル。良好な人間関係を持つ人は「自分は幅広い役割をこなせる」という自己効力感が高まり、その結果、積極的に動けるようになります。 2つ目はチームレベル。よく話し合い、共通の目標を持ち、尊重し合えるチームほど、心理的安全性が高まります。心理的安全性があれば「反対されたらどうしよう」「失敗したら責められるかも」という恐れが減り、安心して前向きな行動をとれるのです。
つまり、積極的な行動が出るかどうかは、その人の性格や意欲よりも「人間関係や雰囲気」に左右される部分が大きいということです。
実践的なポイントとしては
・感謝や承認を伝え合う仕組みをつくる
・部門や職種をまたいだ協力を促す
・上司やリーダーが率先して「否定しない姿勢」を示す
といった取り組みが有効のようです。
結局のところ、「仲が悪い職場で積極的に動け」というのは無理なんですよね。積極性は、安心して意見や行動を行える人間関係があった上で出てくるものってことです。この当たり前のようで見落とされがちな事実を、改めて押さえておく必要がありそうです。
参考
太田 雄介. (2025年9月21日). 何で職場で積極的な行動が産まれないのか?→仲が悪いからです. Facebookウェルビーイング
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