社会的つながりがWell-beingに関係するという論文は多数ありますが、なんと、子供時代からの累積的な社会的つながりを持つ人は身体の老化も遅いし、多くの生活習慣病の原因となる炎症反応も低いことを実証した論文が発表されました。
ここでの社会的つながりは、以下の4つで測定されたもの。
1)成長期に両親から受けた温かさとサポート
2)地域社会や近隣地域とのつながりの強さ
3)宗教や信仰に基づくコミュニティへの関わり
4)友人や家族からの継続的な精神的サポート
コーネル大学のアンソニーDオング先生らによる論文によると、生涯を通じたこうした社会的つながりの蓄積(累積的社会的優位性:CSA)が、DNAに刻み込まれる生物学的老化の遅延や、炎症シグナルの減少と関連することが示されています。対照的に、CSAと短期的なストレス反応との関連は見られませんでした。
Cumulative social advantage is associated with slower epigenetic aging and lower systemic inflammation
この研究は、米国の中年期の男女(平均年齢 55.07歳)を対象に行われたもの。研究結果によると、4つの社会的つながりの中では、親子関係よりもコミュニティや他者との良好な関係の影響が強かったそうです。もちろんこの関連は相関関係であって、因果関係ではないので、「若々しく元気な人ほど人間関係が活発だ」ということを示しているだけの可能性も無きにしもあらずです。たとえそうだとしても、中年期を越えて様々な人間関係を持ち続けることは、心の健康だけでなく身体の健康のためにもよい効果があるのではないでしょうか。
【Facebookウェルビーイングの投稿】
幸せな人(つながり、貢献、親切)は、老化が遅い
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