健康と退職に関する調査にもとづいた研究。心理社会的、人口統計学的、ライフスタイルといった変数に焦点を当て、高齢者の経済的ウェルビーイングに効いてくる、47の潜在的な予測因子の相対的重要性を評価したものです。その結果、慢性ストレス、人生満足度(幸福度)、住環境満足度、教育年数、コントロール感(自己決定)、楽観性 が最も大事だということがわかりました。
Financial Well-Being in Older Adults: A Machine Learning Analysis of 47 Potential Predictors
そもそも経済的ウェルビーイングとは、米国消費者金融保護局の定義によれば「現在および継続的な金銭的義務を完全に満たすことができ、経済的な将来に安心を感じ、人生を楽しむための選択ができる状態」のこと。そのためには以下の4つの次元が必要とされています。
1)日常の財務コントロール:支払いや債務を期限内に行えること
2)ショックへの対応力:貯蓄、保険、緊急時のサポートなど
3)目標への進捗:借金の返済や退職に向けた貯蓄などが進んでいること
4)選択の自由:お金が理由でやりたいことができない状態ではないこと
分析の結果、影響度が大きい(変数重要度 > 0.02)とされたのは以下の要素でした。
1:慢性ストレス: 0.066 – 圧倒的に最重要
2:人生満足度: 0.032
3:住環境満足度: 0.025
4:教育年数: 0.021
5:統制の制約: 0.019・・・コントロール感の欠如
6:楽観性: 0.016
たとえ経済的な余裕が大きくなくても、将来についてむやみに思い悩むのではなく、自分で生活をコントロールしているという実感を持ち、ストレスなく楽観的に過ごすことで、定年後の人生を楽しむ事ができそうです。まずはストレスへの対処法を学ぶところから始めてみようと思いました。
【Facebookウェルビーイングの投稿】
高齢者のファイナンシャル・ウェルビーイングに効いてくるもの ~収入よりも、ストレス対処・幸せ・住まい満足・学び・自己決定・楽観性などが効いてくる~
https://www.facebook.com/groups/wellbeinginfo/permalink/2051800798963941/
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