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二十四節気でつづるウェルビーイング|のびのび、ゆるゆるととのえる|啓蟄

二十四節気でつづるウェルビーイング

こんにちは。 漢方カウンセラーの青木優加です。
3月に入って、春らしい気候になってきましたね。北陸の空も冬の灰色から明るい春の色へ。
山もほんのりピンク色に色づいてきて、木々や自然が目覚めてきている様子が美しい季節になりました。

二十四節気では啓蟄(けいちつ)を迎えます。
暖かくなってきましたが、まだ少し冬の名残も残る頃。
新しいことや新年度に向けて、こころもからだもゆっくりゆっくり準備していきましょう。

啓蟄とは?(二十四節気の意味)

令和8年は3月5日に啓蟄を迎えます。
啓蟄は、冬のあいだ土の中で静かに過ごしていた虫たちが春の気配に誘われて外へ出てくる頃と言われています。
私たち人間も活動開始のタイミング。
寒さで縮こまっていた心身が、少しずつ外へ向かい始める。
気分も行動も広がりやすい反面、ゆらぎも起きやすい時期となります。

啓蟄からのウェルビーイングヒント

日差しがやわらぎ草木が芽吹きはじめ、山菜も顔を出し始める季節でもありますね。
ただ、春らしい空気を感じる一方で、まだ少し残雪や朝晩の冷えが残ることも。
雪どけとともに乾燥が進み、春ならではの不調(ゆらぎ・かゆみ・のぼせ・イライラなど)も出やすい時期です。
寒暖差で体調をととのえるのも一苦労、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
啓蟄は「動き始める季節」だからこそ、ゆっくりゆっくり。
からだもこころも少しずつ「ゆるめる」を意識して、小さくしなやかに動き出してしていきましょう。

1)ゆっくり息を吐く

実は、春はイライラしやすい季節でもあります。
あたたかい気が一気に上がってきて、体の上の方に熱が集まりやすくなるイメージです。
さらに年度末も重なり行事や仕事が増えるなど、気持ちも時間も余裕が奪われやすくなる時期でもありますね。
気づかないうちに息が浅くなり、胸のあたりで小さく呼吸しがちにもなります。

また気持ちに余裕がないと、ついイライラしたり、些細なことでムカっとすることもありますよね。
そうなりそうなときに、スーッとイライラをしずめるセルフケアをご紹介します。

フゥーッと、ゆっくり細く長く、息を口から吐き出す

ゆっくり息を吐くことは、そのときその場でできる身近な養生。

ちなみに人間は、怒りやイライラが出てきた瞬間に頭が興奮します。
ただそれも長続きはしません。
時間の経過とともに興奮が冷めて落ち着き、冷静さを取り戻していきます。
その間、かかる時間の目安はおよそ「ゆっくり6つ数えるくらい」

なのでちょっとイラッと、ムカっとしたら、相手を見ずにゆっくり6つ数えてみる
ついでに同時にゆっくりと息を長く吐いてみるのがおすすめです。

イライラや怒りを、吐く息と一緒に静かに外へ逃がしていくようにイメージするとさらによし。
息を吐くと共にからだもこころもリラックスする方に動き出し、高ぶっていた頭の興奮も次第に穏やかさを取り戻していきます。

イライラや怒り、人に向けてもまた自分にも返ってくるのもこの時期のあるある。
ぶつからずにクールダウンして、気分よくお過ごしくださいね。

2)アスパラガスとニラで「元気」を補う

春は、のびのび上へ伸びていく季節。

身体も外へ向かいはじめるので、のびのびのびていくようなイメージの野菜を取り入れて元気を補給しましょう。

そんな「のびのび野菜」の代表選手は アスパラガスとニラ

それぞれのはたらきやポイントはこちら

  • アスパラガス
    • 胃腸のはたらきをたかめてくれるので、食欲があまりないときにもおすすめ
    • 余分な熱をとるのをたすけてくれるので、口の渇きや咳が気になるときのやさしい味方に
    • 繊維も多いのでよく噛んで、ゆっくり味わうのがポイント
  • ニラ
    • 体をあたためたり、疲労回復をたすけてくれる強い味方
    • 足腰の冷えが気になる方にもやさしい
    • イライラ、クヨクヨするときのサポート食材。食欲の回復もたすけてくれます

春になって一気にスーパーの野菜売り場も鮮やかになってきましたね。
ただ、忙しいほど食事が“作業”になりやすい時期でもあります。
なのでせっかく食べるなら一口目だけでも香りや食感に意識を向けてゆっくり味わって食べてみてください。
味わう時間=回復やいやしの時間になりますよ。

3)目をほぐして休める

春は目をいたわると良い季節でもあります。
私たちは情報のほとんどを目から取り入れています。
現代はパソコンやスマホで目を酷使しやすく、さらに春はまわりが明るくなり目への刺激も増える季節。
少しでも目に優しく過ごしたいものです。
そこで簡単なセルフケアをご紹介。

  • まゆ毛・眉間をやさしくつまんで、やさしくもむ
  • 両目を両手で優しく包む

    ※つまむ時は、爪を立てずに、親指と人差し指の「はら」を使ってやさしくはさむ感じでどうぞ。

目の疲れが強くなると、首や肩のこりや頭痛につながることも。
今これを読んでいる時がチャンス!です。
やさしくつまむ&もむ、つつむ。
すこーしだけでも目をやすめる、いたわること、やってみてくださいね。

4)ミントの香りでクールダウン

最後にもう一つ。ミントは、イライラやほてりを鎮めて穏やかにしてくれるクールダウンの味方です。

  • 首や肩が熱く感じるとき
  • 鼻や喉に違和感や熱感を感じるとき
  • 気持ちを切り替えたいとき

にとくおすすめです。
意外な組み合わせだけどおすすめなのが、あったかい緑茶にミントを少し入れる方法です。
緑茶の鎮静のはたらきと合わさって、首から上の部分がとくにスッキリ、スーッとしやすくなります。
こちらもぜひ試してみてくださいね。


まとめ(啓蟄を心地よく過ごすために)

啓蟄は、身体も心も「動き出す」季節。

忙しさや刺激が増えるからこそ

  • 息を吐いてからだもこころもゆるめる
  • 緑色ののびのび野菜で元気を補う
  • 目のケアでやさしくいたわる
  • ミントの香りでクールダウン

この4つを少し意識して。春のゆらぎやイライラを少しでも小さく、おだやかに乗り越えていきましょう。
からだやこころの反応を大切に、春のはじまりをのびのびと楽しんでくださいね

ワークショップ開催のお知らせ

2026年3月13日から開催される
「THE WELLBEING WEEK 2026」~人類と地球のウェルビーイングを目指して
の開催期間中 2つのワークショップを開催します。

2026年3月15日(日)
13:30より 

WS045「ほどほど養生」-ウェルビーイングを育むココロとカラダの土台づくり

と題しまして、ワークショップを開催します!

詳細はこちら
会場では、季節+ご自身の体質のチェックを合わせて
よりあなた自身にピッタリと寄り添えるウェルビーイングヒントをお届けしたいなと思っています。
当日は、ご自身の体質をセルフチェックシートで確認していただきながら
ご参加者さまのこころとからだのことをお話しできたら嬉しいです。

ぜひぜひご参加くださいませ。
ご参加心よりお待ちしています。


②15:00より

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「マイウェルツリー」体験会

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ただいま、ボードゲームを製作中です。
このゲームは目に見えない対話が一本の「木」に実を結んでいく、というもの。
ゲームを通して、知らなかった自分や相手の良さ、おもしろさに気づいていくものです。
商品化に向けてテストプレイを重ねている最中なので、ぜひとも皆さんにも一緒に遊んでいただき
感想やご意見をいただきたいと思っています。
ゲーム制作にご協力いただけますと、とっても嬉しいです。
こちらもご参加、心よりお待ちしています!

参考文献

神宮館 令和八年神宮館家庭暦
日本中医食養学会(2019) 薬膳食典 食物性味表 / 日本中医食養学会
田文龍 劉延洪 編文(1995) まんが 黄帝内経ー中国古代の養生奇書 / 医道の日本社
貝原益軒 著 貝原守一 校註(2018) 養生訓 / 土曜社
白井明大 (2020) 日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー 増補新装版 / 角川書店
薬日本堂 監修(2010) 毎日役立つ からだにやさしい 薬膳・漢方の食材帳 / 実業之日本社
森岡周 著(2014) リハビリテーションのための神経生物学入門 協同医書出版社
戸田久美 著(2020) アンガーマネジメント 日経文庫

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漢方カウンセラー/養生デザイン

「暮らしのなかで今日何か一つでも自分に優しくできることは何か?」をお客様や仲間と一緒に探究するのが好きです。睡眠・休養や漢方養生、薬膳を軸に対話を通して、こころ・からだ・あたま・暮らしをととのえる提案や場づくり、企業保健室に取り組んでいます。経験からの学びを日常に落とし込み、ウェルビーイングの視点から静かな安心と余白を引き出す伴走支援を大切にしています。理学療法士とのユニット「養生デザイン」を共同運営中。 養生デザイン共同代表/漢方カウンセラー、養生薬膳アドバイザー、医薬品登録販売者、健康経営エキスパートアドバイザー、デジタル庁 地域幸福度(Well-being)指標活用ファシリテーター 福井県敦賀市在住です。ぜひ繋がってくださいね。

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