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二十四節気でつづるウェルビーイング|心と身体を春へ切り替える|立春

2026.02.03
二十四節気でつづるウェルビーイング

はじめまして。養生デザイン/漢方カウンセラーの青木優加です。
ふだんは漢方カウンセラーと理学療法士の2人のユニットで、日本の季節に合わせた心と身体のととのえかたをお伝えしています。
今回から、こちらで心地よく過ごす二十四節気ごとのヒントをお届けします。
ちょうど一年の始まり。
立春からのヒントをお楽しみくださいね。

どうぞよろしくお願いします!

二十四節気とウェルビーイング

ここでは、この二十四節気という節目を大体で2週間に一度の振り返りの節目ととらえていただければと思います。
「気付けばあっという間に1ヶ月過ぎていた!」などとなりがちな、あわただしい毎日の中で、ふーっと深呼吸するタイミングとして活用していただければ幸いです。
少しだけ日々の暮らしに気持ちを向けていただけるといいなという思いで綴っていきますね。
ヒントはいくつかおきますが、「これやらなくちゃ!」と絶対ではありません。
「あ、これやってみようかな」というヒントにしていただけましたら嬉しいです。

二十四節気とは

日本では、古来月の満ち欠けと季節の移ろいという二つの時間軸とともに調和のある暮らしを築いてきました。
二十四節気(にじゅうしせっき)は、古代中国で生まれた暦の一つで、太陽の動きに基づいて一年を24等分したものです。
季節の移り変わりを表す暦として、農作業や自然のリズムに沿った生活を送るための知恵として現代でも活用されています。

二十四節気の役割

  • 季節の変化を知る: 立春、立夏、立秋、立冬といった節目を通じて、季節の移り変わりを感じることができます。
  • 農作業の指針: 穀雨や芒種など、田畑の準備や種まきの時期を示す節気があります。
  • 健康管理の目安: 小寒や大寒など、寒さが本格化する時期を知ることで、体調管理に役立てることができます。
  • 自然との調和: 二十四節気を意識することで、自然のリズムに寄り添った暮らしを送ることができます。

立春

冬の土用が開け、二十四節気の新しいサイクルが始まる特別な時期です。
二十四節気の最初の節気、暦の上では春の訪れ。
今年2026年は2月4日に立春を迎えます。
毎年2月4日ごろにあたり、前日が節分。
旧暦ではこの日を1年の始まりとしています。
二十四節気の他に例えば八十八夜、二百十日という雑節というものもあるのですが、その基準となるのも立春です。
まだ寒さは残りますが、自然の流れは少しずつ春へ向かい始める“切り替わりのタイミング”ですね。
土の中では春に芽吹く植物たちが着々と準備を進めています。
私たち人間も同じ。
春を迎えるにあたり、新しいことを始めたり、冬の間に溜め込んでいたものを身体の外に出していく時期でもあります。
少しずつ陽の気が上がってくることに合わせて、ぼちぼちと身体を目覚めさせていく。
そんな感覚を大切にしてみてくださいね。

立春は「自然のリズムに合わせた心身の調和」を意識する絶好のタイミング。
無理なく、自分のペースで春の準備を始めることが、心身の健やかさにつながります。

立春からのウェルビーイングヒント

1. 身体を目覚めさせる|少しずつ早起きをはじめて、おひさまに当たろう

ウェルビーイングヒント:生活リズムをととのえて心身の健康をささえる
春は少しずつ早寝早起きに身体を慣れさせていく季節です。
朝目覚めたら、まずはお日様の光を浴びて目覚めのスイッチを入れることを意識してみてください。
冬の間は陰の季節。
どうしても身体の中の陰の気が強くなり、気持ちが塞ぎがちになったり、眠気が抜けなかったり、なかなかやる気が起こらなかったり。
思い当たる方は、まずお日様から陽の気を取り入れることがオススメです。
頑張りすぎなくて良いけれど、お日さまの光や温かさは気持ちにも身体にも元気を与えてくれますよ。
身体も心も、春準備を始めてくださいね。

2. 春の食養生|春菊とジャスミンティーで心もからだもととのえる

ウェルビーイングヒント:食と香りで五感を使ってご自愛を



春菊でめぐらせる
鍋物の美味しい季節に欠かせない春菊。独特の苦味が美味しいこの野菜は、今の時期の強い味方です。

春菊の嬉しいはたらき:

  • 水分代謝を助け、痰を切り、咳を鎮めるのをたすけてくれる(むくみ対策にも)
  • 気の巡りをよくし、イライラや不眠を和らげる
  • 胃腸のはたらきをサポート。胃もたれや吐き気がある方にもやさしい。

ジャスミンティーの香りでリラックス
春が近づくと嬉しい反面、なんだかイライラ、ソワソワしませんか?
春は風の季節とも言われ、私たちの気持ちも揺さぶられやすい時期です。
そんな時はジャスミンティーがオススメ。
爽やかな香りはイライラを鎮め、食欲不振や胃もたれにも優しくはたらいてくれます。
日中や食後のリラックスタイムに、良い香りで少し息抜きしてみてくださいね。

3. 冬にこりかたまった身体をほぐす|動的休息のすすめ

ウェルビーイングヒント:いままで動いてなかった方は動くことで身体と頭を休める
まだまだ気温が低いこの時期。
暦では1年の始まりですが、一気にアクセル全開ではなくぼちぼちと加速していきましょう。
そんな時にオススメなのが、身体を軽く動かすこと
寒い冬の間、知らず知らずのうちに身体はちぢこまり、筋肉もかたくなっています。
春に向けて身体を、そして頭を目覚めさせるには軽く動く休憩、つまり軽く動いてほぐすこともおすすめです。

「休息」というと横になって休むことを思い浮かべますが、実は動くことで身体が休まることもあります。
特に冬の間に運動から遠ざかっていた方や、同じ姿勢が続く方には、軽く身体を動かすことでからだの中がめぐりやすくなり、凝り固まった筋肉がほぐれます。

実践例:

  • デスクワークで1時間座ったら、立ち上がる
  • 会議や研修の休憩時間には、トイレに行く・席を離れる
  • 長距離ドライブでは2時間に一度、コンビニやサービスエリアで休憩。少し歩いて外の空気を吸う。

座りっぱなしが続くと、血行不良でお尻がしびれたり足が冷えたり、また腰にも負担がかかりやすくなります。
こまめに立ち上がるだけでもOK。
ほんの少しだけでも身体を動かしてみて、こころも身体も軽く、めぐりらせてあげましょう。

まとめ

冬の間にため込んでいたものを出していきやすい春。
冬眠から目覚めるように、少しずつ身体も春モードに目覚めさせていきましょう。
自然のリズムに寄り添いながら、自分の心と身体の声に耳を傾ける。
それが、ウェルビーイングな春の迎え方です。
この時期もどうぞ健やかにお過ごしくださいませ。


参考文献

神宮館 令和八年神宮館家庭暦 
日本中医食養学会(2019) 薬膳食典 食物性味表 / 日本中医食養学会
田文龍 劉延洪 編文(1995) まんが 黄帝内経ー中国古代の養生奇書 / 医道の日本社
貝原益軒 著 貝原守一 校註(2018) 養生訓 / 土曜社
白井明大 (2020) 日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー 増補新装版 / 角川書店
薬日本堂 監修(2010) 毎日役立つ からだにやさしい 薬膳・漢方の食材帳 / 実業之日本社

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漢方カウンセラー/養生デザイン

「暮らしのなかで今日何か一つでも自分に優しくできることは何か?」をお客様や仲間と一緒に探究するのが好きです。睡眠・休養や漢方養生、薬膳を軸に対話を通して、こころ・からだ・あたま・暮らしをととのえる提案や場づくり、企業保健室に取り組んでいます。経験からの学びを日常に落とし込み、ウェルビーイングの視点から静かな安心と余白を引き出す伴走支援を大切にしています。理学療法士とのユニット「養生デザイン」を共同運営中。 養生デザイン共同代表/漢方カウンセラー、養生薬膳アドバイザー、医薬品登録販売者、健康経営エキスパートアドバイザー、デジタル庁 地域幸福度(Well-being)指標活用ファシリテーター 福井県敦賀市在住です。ぜひ繋がってくださいね。

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