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鴨の横断から見上げる富士まで。データが裏付ける「三島の自然」と私たちの幸福度

地方自治体
冬の澄んだ空気の中に立つ富士山を見ると、自然と深呼吸したくなります(筆者撮影)

ウェルビーイングなまち、三島を地域幸福度(Well-being)指標で紐解き

2024年12月、静岡県三島市は、地域全体のウェルビーイング向上に向けて歩むため、「めざせ!ウェルビーイング宣言」を三島市、三島市自治会連合会、三嶋商工会議所の共同宣言をしました。

これからの三島市のウェルビーイングなまちづくりをとても楽しみにしながら、デジタル庁 地域幸福度(Weli-being)指標活用ファシリテーターとして、また、小さい頃から三島市で暮らすひとりの三島市民として、三島のウェルビーイング(幸福)の歩みを応援しています。

そこで、これから何度かの記事に分けて、この街の様々な「幸せな光景」を紹介しながら、Well-being指標活用ファシリテーターとしてのデータを読む視点、三島市民としての実感の視点、この両方から三島市のウェルビーイングのカタチを探っていきたいと思います。

三島を実際に歩き、湧水に触れ、この街に暮らす人々のリアルな声に耳を傾ける「現場の感覚」。そして、統計データという「客観的な物差し」。この二つを掛け合わせることで、地域で暮らす私たち自身が、地域のウェルビーイング(三島らしいウェルビーイングのカタチ)に気づくきっかけにつながるとうれしいです。


私たちの五感を優しく呼び起こしてくれる三島の朝

三島駅から徒歩10分くらいのところにある菰池(こもいけ)では、鴨がゆっくりと横断歩道を渡る姿をときどき見かけます。この光景はいつ見てもほっこりします。そして、菰池から白滝公園(菰池と白滝公園はどちらも湧き水がでています)へ向かえば、水辺の宝石・翡翠(カワセミ)を待つカメラ愛好家の方々と、言葉を交わさずとも「幸運を待つ時間」を共有する静かなひとときがあります。

川から池へ向かうのに横断歩道をわたる姿はなんとも可愛らしいです(筆者撮影)

早朝に翡翠(カワセミ)の姿を待つ時間そのものに感謝と喜びを感じます(筆者撮影)

日本で最も深い駿河湾と最も高い富士山から地球の息吹きに思いを馳せる

かつて、草競馬が行われていた末広山へ登ると、駿河湾を望むことができ、茶臼山からは、森の間から見える富士山の見事に雪化粧をした姿に、地球の雄大さ、そして小さな自分とのつながりになんと言えない幸福を感じずにはいられません。

夕焼けの反射が変化していく駿河湾は、ずっと見ていたくなる景色です(筆者撮影)

茶臼山の木々の間から見ると、富士山を目線と同じくらいに感じます(筆者撮影)

三島に暮らして良かった感

そして、源兵衛川(げんべいがわ)のせせらぎを感じながら川沿いを歩くたび、理屈抜きに「三島に暮らして良かった」と深く感じます。

ここでは三島の街なかで自然とのつながりを感じる事ができます(筆者撮影)

データが示す、三島市民の「幸福感」の正体の1つ

この「三島に暮らして良かった」という実感。これは地域への愛着や貢献意欲にも影響をもたらすのですが、デジタル庁で公開されている三島市Well-being個別調査の最新の統計データでは、これをはっきりと読み取れます。

2025年度(令和7年度)三島市Well-Being個別調査結果。「自然景観」や「自然の恵み」において、主観データ(実線)が客観データ(点線)を大きく上回る突出した結果となっています。


グラフの中で、ひときわ外側に大きく張り出しているのは、「自然景観」と「自然の恵み」に対する主観データ(オレンジ色の線)です。これは、客観的な環境指標(青い点線)を大幅に上回っており、私たちが自分の街の自然をいかに誇りに思い、愛着を感じているかが数値として裏付けられています。

圧倒的な富士山の存在感、海まで見渡せる開放感、そして足元を流れる湧水の清らかさ。それらが日常に当たり前にあることが、市民の幸福感の土台になっていると捉える事ができます。

三島市で暮らし、出会う風景の中に感じる心地よさは、決して個人的な感想ではなく、三島に暮らす多くの人々が共有している「幸せの根幹」であると、このデータは力強く証明してくれています。

今とこれからの地域のリアルとデータをつなぐ

皆さんは、最近どんな時に「ここに住んでてよかった」と感じましたか? 三島にお住まいの方はもちろん、そうでない方もぜひ、地域にある「幸せの風景」をコメントで教えていただけるとうれしいです。

三島を舞台にしていますが、お届けしたいのは「地域のリアルな手触りと、データをどう結びつけて、自分たちの幸せを再発見するか」のプロセスとその心です。

地域幸福度(Well-being)指標をどう活用すればいいか悩んでいる方や、ご自身の地域をより良くしたいと考えている方にとって、この試行錯誤が何かのヒントになれば幸いです。また、「データについてもっとこういう読み解き方もあるのでは?」「うちの街ではこうだった!」といった専門的な視点や実践知からのコメントも大歓迎です。

今後は、三島で暮らす人たちへの実感インタビューも予定しています。三島のまちを歩き、人とまちとデータと対話を重ねながら、皆さんと一緒に地域ウェルビーイングの探究の旅を楽しんでいければと思います。次回は、三島の「健康状態」、「文化・芸術」、「地域とのつながり」を紐解いていきたいと思います。

参考文献

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父/夫/Webプロデューサー

自宅庭にあるレモングラスのハーブティーとエナジードリンクとプロギング好きの当サイトWebプロデューサーです。幸福学の第一人者、前野隆司教授のVoicyにある「ディープタイムウォークVoicy版」を聞きながら森の中を歩くことにかなり心地良さを感じてます。三島ウェルビーイング協議会/ウェルビーイングプロギング代表。プロギングジャパン認定プロギングリーダー、GLOBIS公認学び放題アンバサダー、デジタル庁 地域幸福度(Well-being)指標活用ファシリテーター、ウェルビーイング ダイアログカード認定ファシリテーター、静岡県三島市在住です。SNS繋がり大歓迎です!

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